こんにちは!「大型トラックを運転出来る営業マン」へと進化した、六興実業の鉄砲玉こと、神代です。(先日まではNISA解約して大型免許取得へ挑む男でした)前回、私がこれから一番乗りたいトラックは、箱車ではなく「平ボディのユニック車(小型移動式クレーン付きトラック)」だと熱く語らせていただきました。人が嫌がる泥臭い手積みやシート掛けも率先してやる、それこそがマッチョな運送会社の真髄だと。しかし、いくら大型免許を持っていても、あのカッコいいユニック車のクレーンを勝手に操作することはできません。 私が目指すのは、「自分で玉掛けをして、自分で吊って、自分でトラックに積んで、自分で運転して運び、自分で下ろす」こと。この一連の作業をすべて1人で完結できる「現場最強の男」です。 その第1段階のゴールへ向けて、大型免許取得の興奮冷めやらぬまま、次なる荒波へと飛び込んできました。今回は、休日のカプセルホテルに籠もって挑んだ「小型移動式クレーン」取得の奮闘記と、そこで得た「マッチョな経営マインド」についてお届けします!世の70%を吊り上げる男になる!「小型移動式クレーン」への挑戦次なるターゲットとして私が申し込んだのは「小型移動式クレーン」の資格取得講習です。 実はこれ、大型免許を持っていなくても誰でも受けられる資格なのですが、私のストーリーとしては「トラックで運ぶ」と「クレーンで吊る」は絶対的なセットなので、迷わず挑戦しました。講習で、講師のベテランのおっちゃんがとても面白いことを言っていました。 「世の中にある『吊る荷物』の70%は、この小型クレーンの免許で対応できちゃうんだよ」と。工場にあるような巨大な天井クレーンや、ビル建設で使うような大型のラフタークレーンなどを除けば、国内の吊り作業の大半はこれでまかなえるそうです。つまり、この資格さえ取れば、日本国内の荷物の7割を私が吊り上げられるようになるということです!「俺、世の70%を吊れる男になるのか……!」と、謎の全能感に包まれながら講習がスタートしました。ちなみに、クレーンの起源は中世ヨーロッパの処刑(首吊り)から始まったという、ちょっとダークで興味深い歴史も教えてもらい、クレーンの奥深さにすっかり魅了されてしまいました。カプセルホテルと暗記地獄〜恐怖のひっかけ問題〜今回の講習は、土日の2日間にわたって行われました。1日目が学科、翌週の日曜日が実技というスケジュールです。しかし、私には大きな弱点がありました。それは「暗記が絶望的に苦手」ということ。ラグビーで鍛えた筋肉はあっても、記憶力はすぐにどこかへ飛んでいってしまうのです。「このままではマズい……」と強烈な危機感を感じた私は、学科試験に向けて、わざわざカプセルホテルに泊まり込んで猛勉強することにしました。 狭いカプセルホテルのベッドに横たわり、テキストをペラペラとめくりながら、「はぁはぁ……これ講師のおっちゃんが言ってたな」と必死に頭に叩き込みました。そして迎えた筆記試験本番。 「ちゃんと勉強したから大丈夫だろう」と高を括っていたのですが、問題を開いて冷や汗をかきました。「あれ? なんか微妙に言い回しが違う…ひっかけ問題じゃないか!?」 車の免許試験のような、絶妙に嫌らしいニュアンスの出題に大苦戦。「考えすぎか? いや、でも…」とドキドキしながら解答用紙を提出しました。試験はその場で採点され、ホワイトボードに合格者の受験番号が書き出されるシステムです。「1番……5番……」と番号が書かれていく中、私の「13番」がなかなか呼ばれません。「頼む、落ちてたらカプセルホテルでの努力が水の泡だ!」と祈るように見つめていると、無事に「13番」が書き出されました! 安堵でその場に崩れ落ちそうになったのは言うまでもありません。揺れる水と魔法の合言葉「地切りよし!」〜魔の実技試験〜学科を突破し、翌週はついに実技講習と試験です。 実技の内容は、「ドラム缶を半分に切って水を並々に入れたもの」を荷物に見立て、クレーンで吊り上げて障害物(様々な高さのハードル)を越え、指定の場所へ移動させるというもの。これを5分以内に行うコースです。最初は「レバーを動かすだけでしょ?」と甘く見ていたのですが、実際にやってみるとこれが激ムズ! クレーンのアームを一気に動かすと、吊っている水入りのドラム缶が大きく振り子のように揺れてしまい、中の水がザバァッとこぼれそうになるんです。かといって慎重にゆっくりやりすぎると、5分の制限時間に間に合いません。スピードと丁寧さの究極の塩梅が求められる職人技でした。さらに、操作だけでなく「指差呼称(安全確認)」を徹底しないと減点されてしまいます。 荷物を少しだけ(10〜20cm)吊り上げて安定しているか確認する「地切り(じぎり)よし!」。 電線などの障害物がないか周囲を確認する「旋回よし!」。 そして目標地点の荷台へ下ろす前の「着床準備よし!」からの、最終的な「安定よし!」。この呪文のような安全確認を叫びながら、繊細なレバー操作で巨体を操る。5〜6回ほど順番待ちをしながら練習を繰り返し、なんとか感覚を掴むことができました。 本番の試験でも練習通りのパフォーマンスを発揮でき、終わったその場で無事に合格カードをゲットしました!身銭を切るから「自分ごと」になる〜マッチョな経営マインド〜今回も、積立NISAを解約して捻出した「自分のお金」で資格を取りに行きました。しかも、妻には絶対に嘘をつけない家計のお金です(笑)。 実は、この「自分でお金を出す」ということに、とても重要な意味があると感じています。運送業界では、会社が免許や資格の取得費用を全額負担する「免許取得支援制度」が一般的です。しかし、フタを開けてみると「会社のお金で免許を取ったのに、2年くらいですぐに辞めてしまった」という話をよく耳にします。 もちろん会社側の環境にも原因はあると思いますが、私は「会社のお金だから」という甘えが、どこかで当事者意識を薄れさせているのではないかと思うのです。身銭を切って資格を取りに行くと、絶対に寝坊なんてしません。カプセルホテルに泊まってでも必死に勉強します。なぜなら、それが完全に「自分ごと」だからです。 もし将来、私が「マッチョな運送会社」を作った時には、事前にお金を出すのではなく、「自分で取得してきたら、毎月の給与に手当として上乗せする」という仕組みにしたいと考えています。頑張ったことに対して、会社が「ありがとう」と手当で報いる形です。私の父はクリニックの院長をしていましたが、71歳になる今でも、毎朝6時には誰よりも早く病院へ行き、自分で掃除をして、最後まで残って戸締まりをして帰ります。 それは、病院が彼にとって圧倒的な「自分ごと」だからです。私も一人のサラリーマンではありますが、会社や自分のキャリアに対して、父のような「圧倒的な当事者意識」を持って働きたい。そして、そんなマインドを持った仲間が集まる強い会社を作りたいと、クレーンの資格を取りながら強く思いました。止まらない資格取得〜次は玉掛け、そして危険物へ〜小型移動式クレーンを無事に取得し、「世の70%を吊れる男」になった私。 しかし、現場最強の営業マンへの道はまだまだ終わりません。次なるターゲットは、5月に控えている「玉掛け」の資格です。ちなみに、今回のクレーン講習で力学の分野をクリアしたので、玉掛け講習の2日目午前中の学科が免除になるという嬉しいボーナス付きです(笑)。 そしてその後は、「危険物取扱者」の合宿免許にも挑もうと目論んでいます。全てを一人で完結できる究極のトラッカーを目指して、神代の奮闘記はまだまだ続きます。 いつか「神代運送(仮)」の平ボディユニックが街を走るその日まで、次なる資格取得の荒波へ飛び込んできます!それではまた、次なる挑戦の舞台でお会いしましょう!▼『夢はマッチョな運送会社』シリーズはこちらhttps://note.com/rokkojitsugyo_65/m/mdc223ccc42f7