始まりました。社会インフラの横丁から。この番組は、社会の当たり前を支えてくれている人たちの声を、人情味あふれる六興村の隅っこにあるこの横丁からお届けするラジオです。本日も温かいお話や苦労したお話、心に染み渡るお話、そしてこれからの未来につながるお話をお届けしてまいります。今回は、弊社代表 段林の回です。東京大学を卒業後、メガベンチャーを経て、異業界である運送業の経営に乗り出した段林のユニークな半生に迫ります。学生時代に培われた「当たり前」の基準、前職での強烈な原体験、そして「10万人を豊かにする」という壮大な目標を掲げた理由とは? 会社の成り立ちと、段林の人間性が深く伝わる対談をお届けします。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F4OowXrJdpoVpxxyMm5ORuC%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameBorder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E「やるのが当たり前」というDNAが東大への道を拓く段林:今回は「そもそも我々は何者なんだ」というところで、僕自身を深掘りする回として企画しております。本番組のプロデューサーである橋本さんにお越しいただいて、橋本さんから僕へのインタビューという形で進めさせていただきます。まず橋本さん、自己紹介をお願いします。橋本さんは、本来は僕よりもっと前に出たい人だと個人的には思っていますが(笑)。橋本:よろしくお願いします。橋本と申します。マーケティングやデザインの担当で、外部に向けて六興実業の良さ、サービス、人のことをお伝えするという役割をしています。その一環として、Podcastでいろんな運送会社さんを紹介するという番組をやっている中で、今回段林さんへのインタビューを今回仰つかりました(笑)。聞いていただきながら、段林さんのことを知っていただければと思っています。どうぞよろしくお願いします。 段林: よろしくお願いします。橋本さんを掘り下げるだけでも結構話ができるかなとは思いますが、それはまた別の機会ということで。もしかしたら橋本さんの回も今後あるかもしれません(笑)。橋本: 今回それは置いておいて、まずは段林さんのパーソナリティに迫りたいなと思います。早速ですが、段林さんは東京大学を卒業されていますよね。私からすると異次元の世界なんですけど、どのような幼少期を過ごされて、どういう考えで学生時代を過ごされたのか、非常に興味があります。段林: 正直に言うと、勉強ができるから人よりえらいとは思っていなくて、学歴はいいカードではありますが、それを振りかざすことはしたくないと思っています。母が教育熱心で、小学校の頃からピアノ、ソフトボール、百人一首、絵、スイミングなど、本当に色々なことを経験させてもらいました。その中で、一つすごく心に残っているエピソードがあります。小学5年生か6年生の時に生徒会選挙があり、母がその公募が始まったのを知って、「あんた、立候補してきたのか」と聞いてきたんです。僕が「まだしていない」と答えると、「もう一回学校に戻って立候補してこい」と言われました。それで小学校五年生のときに書記になって、六年生の時には生徒会長を務めました。橋本: そうなんですね。段林: その時に僕の中に刻まれたDNAは、「こういうことに手を挙げて、当たり前にやるのってすごく大事だよね」という感覚です。部活のキャプテンとか、そういったことに手を挙げるのは「当たり前」という感覚。そこでそういうものが刻まれた感覚ですね。橋本: じゃあそれからは、生徒会長をやって、部活でもまた手を挙げるのが当たり前になったと。段林: そういう感覚はありました。小学校でソフトボール部のキャプテンもやりました。勉強もその感覚で、生徒会長をやるなら勉強もできて当たり前みたいな。やらないと「恥ずかしい」という感覚だったんです。勉強が好きというわけではないけれど、「やるのが当たり前」。そして、その延長線上が「東大に行くのが当たり前」でした。その「当たり前」の感覚のまま、受験勉強がスタートしました。橋本: すごい。段林: ただ、高校では進学校に入ったんですが、学年320人中300位以下ぐらいでドベから数えた方が早かった。そこから東大に行くというのは普通に考えるとありえないことですが、「行くのが当たり前」だと思っていたから、勉強するという感じ。結果的に浪人はしたんですが。今自分ができないということより、こうなるのが当たり前だからここまで頑張ろうみたいな、その価値観はずっと自分の中の一番大きなDNAかもしれないです。橋本: 確かに、その「当たり前」という感覚が今も完全に繋がってますよね。段林: 今の仕事でも、できないことがあっても、これをやりたいし、こうなりたいし、なれるから、あとは頑張るだけという、非常に脳筋なんです。僕はそれが自分の思考様式だと思っています。橋本: 勉強も、「代表だからやらなくちゃ」ではなく、「できるのが当たり前」なんですね。段林: まあそういう感覚ですね。橋本: そういう感覚だと、そもそものスタートから違いますね。でも、高校ではさっきおっしゃった300位になった経験もありますよね。となると、帝王学は持っていつつも、学生時代の過ごし方は少し違っていたのかなと思いますが……段林: 僕は格好つけなんで、テストなんて勉強しても意味ないでしょみたいなところがありました(笑)。今はこうして六興実業を立ち上げて、社会インフラを後世に残すとか、みんないい人として見ようとかを掲げて聖人君主みたいな話をしますけど、高校時代や大学時代は嫌なやつだったなと思っています。自分が当たり前だと思ってやっているからこそ、プライドは高いし、人をバカにするみたいな感覚のところもあったから、人を小馬鹿にして生きていた感じはありました。橋本: そうなんですね。段林: 大学時代も、東京大学ってどちらかというと勉強だけできる人が入ってくるので、「あいつらダサいね」みたいな感じとか。大学時代からインターンしたり、大人の社会にコミットして頑張っている人もいますけど、そういう人たちを「意識高い系」と小馬鹿にして斜に構えて見ていました。そうやって天狗の状態で人を見ているっていうのはずっとありました。なので今、高校の後輩の百合本とか、大学のホッケー部のマネージャーをしていた立松さんとか、そのメンバーから見たら、本当に同一人物か?と疑うぐらいだと思います。橋本: その段林さんの変化というのは興味ありますので、また後で伺うとして、大学時代の経験で今の価値観に影響していることはありますか?段林: 4年間アイスホッケー部をやっていたんですが、仲間と一緒に何かをやるということが、大事だな、楽しいなと思いました。部活の場合は優勝を目指す、というものですが、形は違っても会社も極論そうですよね。仲間と一緒にやる面白さというのは、今でも追求したいなと思っています。ホッケー部では僕は、あまり上手くなくてキャプテンではなかったんですが、同期に僕よりキャプテン意識があるやつがいて、自分より上の人間がいるなって認識していました。だからこそ、僕なりの人の巻き込み方が必要だなっていうのも、そことの対峙で認識していきましたね。それも自分の中では重要な出会いでした。橋本: 今話を聞いていると、六興実業での段林さんとあまり変わらないような感じもします。人を小馬鹿にっていうのも、若干今もそういう時が(笑)。僕に対しても、「僕橋本さんより仕事できるんで」みたいなことあるじゃないですか(笑)。段林: まあまあ(笑)。橋本: 大きな変化というのはそこまで感じないですが、そこは、百合本さんや立松さんから学生時代のお話しを伺うのも面白そうですね。段林さんが新卒で入った会社の話も聞きたいです。厳しい体育会とメガベンチャーで培った「愛と熱量」段林: 就活ってプライドがへし折られる経験をしがちですよね。僕はメガベンチャーに入りました。いろんな理由があってそこに入ったのですが、要約すると、「東大卒の幹部候補一期生を探しています」「初任給も普通の倍出します」みたいなのに惹かれて。人気の会社ランキングからは外れるけど、ちょっと優越感もあるじゃないですか。当時は「僕はいつか起業するし、そういうところで修行して力をつける」みたいなことを格好つけて言っていましたけど、一歩引いてみるとそういうプライドみたいなものがあったなと思いますし、結果的にはそこに入ってよかったなと思っています。幹部候補生と言いつつ、入ったら営業ゴリゴリの会社で、とりあえずテレアポして営業成果出そうぜみたいな話になって。橋本: へえ。段林: 新規開拓って営業の一番しんどいところだと思いました。それを新卒の社会人でしっかりやりました。でも頭ごなしにやらされるのではなく、こういうメソッドでやるといいんだよみたいなものを、特別採用であったが故に、僕はその会社の会長から直接教えてもらえました。会長はすごいビジネスマンでしたが、そのエッセンスをあまり吸収できなかったのかもしれないけど、少しでも自分の中に吸収して反映できたのは、自分の中でのビジネスの大事な価値観になりました。橋本: それが今でも段林さんに根付いている価値観になったんですね。それは段林さんの学生時代にはなかった価値観ですよね。段林: 泥臭く取り組んでいくことって大事だなと思ったし、営業の現場は学歴なんて関係なく、成果をあげる人はすごい成果をあげるし。ビジネスの勝負ポイントって全然違うということも、そこで理解しました。橋本: 簡単にいうと挫折ということだと思いますが、具体的には何をへし折られたんでしょうか。段林: そうですね…何千万の売上作ります、みたいな営業には僕はなれないなと思いました。競技が違うというか。それなりにサービスして提案して、というのは自信があるんですけど、それを突き詰めて高い売上を求めて頑張り続けるみたいなのは、僕にはできないなあと正直思いました。ビジネスって五角形の中で、自分の突出したところがあると思うので、僕はそこじゃないし、どちらかといえば五角形の面積、バランスで勝負しなきゃなって、そんなふうに思いました。橋本: 人って、突出していないところを埋めようとするじゃないですか。でもそれをそのタイミングで認めて、ここはもう伸ばさない、自分はこうなんだとできたのはすごいですね。段林: 逆の見方をすると、自分の弱みを認めてそれ以上成長する気がないというか(笑)。それに対してたくさん指摘をしてもらった記憶もあって、僕はそれに対してう〜んみたいな感じだったので、その煮え切らなさに滔々と説を受けるみたいなこともありましたね。本当はそれに向き合って克服しないといけないんですが、僕は開き直っちゃってて、本当にいいのかなあなんて思うこともあります。でもその会社をやめて今こうやっているからこそ、自分のできないことはできないと認めるし、できることはできるし、他の人もそれは同じです。それはありのままですごくいいことだから、みんなが組み合わさっていい形でパフォーマンスできればいいじゃんって、そういう組織感を持って今はやっています。前の会社においてはそれは正しくなかったんだと思います。ちゃんと受け止めて成長することを求められていたのに、僕はそこから逃げたというか、できなかったなと思います。橋本: 会社が求めるものと、段林さんの感覚が違ったんですね。段林: 結局最後はいい形でやめられなかったんですが、僕がそういう考えだったのが根っこにあったからなのかなと思います。振り返ると僕の頑固さや応えなさが、物足りなさを感じさせてしまったんだろうなと、思います。橋本: そこから子会社を任されて、という話になると思いますが、働く中で段林さんの方向性が見えてきて、独立を考えるのと会社を辞めるのはどちらが先だったんでしょうか。段林: その会社で幹部候補として大事に育ててもらって、辞めるつもりもなかったし頑張ってみたいなと思っていました。結果的には独立したくてやめたというより、合わなくなって、やめる方が良くなっちゃったみたいなところはあります。そのタイミングは青天の霹靂で、気がついたら「やめた方が良さそう」みたいな感じで辞めることになりました。橋本: その後何かをしよう、みたいなのはなかったんですか?段林: 本当になかったんです。コンサルティング的なことを中小企業に向けて提供するのが前職での仕事だったんですが、コンサルティングも素晴らしい仕事だけど、本当に価値を出せるのであれば、自分でやればいいじゃんと思ったんです。もう一つは、部活の経験もあって、自分でたくさんの人たちと一緒にやっていくというのが面白いと思いました。その二つを掛け合わせた時に、自分で会社をやるなら、運送業や建設業を自分で経営するというのは決めていました。そこで働く人を自分で集めて、100人、200人、300人と大きい会社を作っていく。それが他の会社よりも魅力的な環境で、いろんな人がちょっと豊かに暮らせたらいいじゃん、と。辞める時に、そういうのを頑張りたいなと思いました。コンサルティングノウハウを使って何かをしたいなら、辞める理由がないなと思ったので。大きい会社でやったことを、自分の会社で再生産するのは違うなというのは思って、それだけは決めていました。橋本: なるほど。段林: やろうと思えばそれっぽいこともできたと思いますが、それをやっても世の中のためにならないし、自分もワクワクしないし、お客さんにとっても不誠実だなと思ったので、違うことを考えようと思いました。橋本: すごいですね。僕も経営の経験がありますが、最初は自分が思いついたことを計画もなしに世の中に届けたいという想いだけでやっていました。それは過去からの積み上げに過ぎないですよね。他に思いついたことがあっても、経験がないしと、思うと思うんです。だから段林さんの発想が僕には新鮮でした。段林: 結果的に、前職とはなんの関係もない運送業に行き着きましたからね。その会社でやったことのミニバージョンを自分の会社でやるというのは、後ろ足で砂をかけるじゃないけれど、全然格好良くないし、いつか創業者の会長に会ったときに、同じようなことを別の会社でやってるんだねってなるだけですし。それだけは避けたいっていう自分のプライドがあったのかもしれないです。橋本: それを聞くと、学生時代の斜に構えていた段林さんが、自分の中で「そうはあってたまるか」という感じですね。段林:会長の近くにいたからこそ、前職の組織作りはすごいと感じていて、今の組織作りにもめちゃくちゃエッセンスを取り入れています。模倣にしかならない部分もいっぱいありますが、そこは最大限のリスペクトだと思っています。当たり前のこともちゃんと教えてもらって、人間的な部分で学んだことが多いと思っています。会長がお礼の手紙を書いているところを見たことがあって、衝撃を受けたんです。そういう部分は受け継いで、今の組織にも反映をさせています。本当に目指す社会への価値とか、自分の目指す形は、もちろん前職で学んだこともありますが、僕が考えたことでゼロベースでやるっていうのは頑張りたいと思っています。橋本: そこから独立をして、運送会社の代表にというところなんですが、一旦今回はここまでということで。次回は、段林さんの運送会社週人から今に至るまでのお話しを聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。段林: よろしくお願いします。▼前回のエピソードはコチラ👇https://www.rokko-jitsugyo.co.jp/news/M2zr8ORZ▼六興ラジオ【社会インフラの横丁から】シリーズはコチラ👇https://www.rokko-jitsugyo.co.jp/news/category/rokko-radio