始まりました。社会インフラの横丁から。この番組は、社会の当たり前を支えてくれている人たちの声を、人情味あふれる六興村の隅っこにあるこの横丁からお届けするラジオです。本日も温かいお話や苦労したお話、心に染み渡るお話、そしてこれからの未来につながるお話をお届けしてまいります。今回のゲストは前回に引き続き、六興実業の営業、中里さんです。 大手運送会社で係長まで昇進し、数十人の部下をマネジメントしていた中里さん。しかし、その裏側には、終わりのない責任と対応に追われ、心身ともに追い詰められた壮絶な日々がありました。 安定したレールから降りることを決意し、全く異なる環境へ飛び込んだ経緯と、そこで見つけた新たな仕事への向き合い方について、じっくりと語っていただきました。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F7GNUnW98sQ51inzOYj3aK8%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameBorder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E%0A段林: 本日も前回に引き続き、六興実業の中里さんにお越しいただいております。よろしくお願いします。中里: よろしくお願いします。段林: 前回、中里少年の深いお話を色々聞かせていただきました。サッカーのプロになる夢は潰え、そこから就職をしていく道を選んだわけですけれど。高卒から新卒で入ったところに何か理由はあったんですか? 佐川急便……あ、佐川急便って言っちゃいましたけど(笑)、佐川急便を選んだ理由はありますか?中里: 特に「これ!」という理由は正直なくてですね。就職するとなった時に、「じゃあどんな仕事がいいかな」という話を高校生ながらに考えた時に、自分は体を動かすのが好きだったので、「肉体労働系がいいかな」みたいな話になって。その時にちょうど、4兄弟の一番上の長女の旦那、義理の兄が、佐川急便で働いていたんです。段林: そうなんですね。中里: で、当時の佐川急便って結構お給料が良かったんです。段林: そうですね。中里: という話だったので、体動かすのも好きだし運転もなんとなく興味もあったし、「じゃあ佐川急便、新卒で入ろう」と面接を受けて、合格をいただいて入社したというような流れですね。入社時は「無免許」。伝説の研修と、現場でのリアル段林: 素朴な質問なんですけど、その時って普通免許を持っている状態なんですか?中里: 持っていないです。決まってから取りました。段林: 高校生の就活は夏ぐらいに決まる感じなんですか?中里: そうですね。就職組は夏ぐらいに高校に来ている募集のチラシを見るんですが、僕は佐川急便一本だったので、「佐川急便来てますか?」「来てるよ」みたいな感じで、「じゃあそれ受けます」という感じで、他は全く受けてないんですよね。段林: で、一発で受かったんですね。じゃあ、高校在学中に「免許取っといてね」みたいな感じで4月を迎えるという感じなんですか?中里: そうですね。段林: へえ。中里: 高校3年生の時に合宿免許で取りました。段林: じゃあ。卒業した春休みに合宿免許に取りに行ってということですね。でも聞いたことがあるんですけど、佐川急便は新人研修がめっちゃ厳しいとか。元出身の社長とかよく言いません? 中里: そうですね。それこそ、「3年我慢すれば家が建つ世代」の佐川急便出身の方って、「江の島合宿」というのがあって、江の島の専用の寮か何かに連れて行かれて、バリバリしごかれるみたいな、そういう合宿があったらしいんです。段林: ほうほう。中里: しかもその道中のバスでは、ひたすら社歌が流れてるみたいな。段林: 社歌があるんですよね。中里: あります。段林: 結構な軍隊会社ですよね。中里: 軍隊、もしくは宗教ですよね。段林: ここで、ここでも入信と(笑)。中里: そうなんですけど、さすがに僕が入社したところは、江の島研修とかはなく、江東区にある東京のビッグベイという東京営業所の上に研修所があるんです。そこで3日間集められて、ひたすら佐川急便のことや社歌、安全の心得などをひたすら叩き込まれるというような形でした。声は全力じゃないといけないので、3日間終わった後は本当に、喉カスカスの状態で終えるみたいな感じでした。段林: なるほど。だから中里さんは声がデカいんですか?中里: 元々デカい家系ではあるんですけど。段林: いつも思うんですけど、結構中里さんいい声ですよ。中里: 本当ですか?段林: うん。はっきりしてて、いい声。中里: 逆に「うるさい」って言われる時もあるんですけどね。段林: なるほどね。そこから佐川急便のキャリアって……まず普通免許で入社するじゃないですか。どうやって大型免許など取得していく流れになるんですか?中里: まず最初、佐川急便に入社した時は普通免許で入って、最初からトラックではなくて、初心者マークを付けながら小さい軽で宅配を回りました。段林: いわゆる軽バンで走って、みたいな感じですね。中里: そうです。もう宅配をひたすらやっていました。(免許取得から)2年経たないと中型免許は取れないので。段林: そうですよね。中里: ゆくゆくはやっぱりトラックに乗りたいなみたいな気持ちもあって、2年経ったタイミングで中型免許を取得して、いわゆる一般的な佐川急便のトラックに乗っていました。で、配達や集荷をやっていましたね。段林: じゃあ2年間は軽で配達して、2年経ってトラックに乗って。そこから4トントラックに乗ってみるみたいな感じですか。中里: そこでは4トントラックまでは乗ってないんですよ。3トント車、2トンワイド。段林: 2トンワイドとか、2トンベースの3トンですね。中里: そうです、そうです。段林: 東京の街中でよく見るやつですね。中里: そうですね。ちょっと横広めの2トン車です。段林: なるほど。最初はどの辺のエリアでやっていたんですか。中里:超マニアックなんですけど、 柏市の高田というところから始まって。でも、最後の方は結構代走という形でいろんなコース回っていたので、柏市の4分の1ぐらいは大体自分で回れるというか、マスターしてたという感じですかね。「セールスドライバー」の真髄。配送しながら仕事を獲る段林: 結構、佐川ってちゃんと自分で営業もするみたいな仕組みですけど、それってどんな感じなんですか? いわゆる「運ぶだけ」じゃなくて、納品先や運んだ先で、「なんか荷物ないですか?」と、仕事をもらってくるみたいなのをやるっていう。中里: もうバリバリです。「ドライバー」じゃなくて「セールスドライバー」という役職なので。それこそ個人のお客さんでもそうですけど、行った先で、例えば個人であれば、ネット通販のお客さんって、結構返送することが多いんですね。段林: はい。中里: そういう場合に、特にそのお客さんが、登録していない状態での返送って、特に件数にならないんですけど、「うちで伝票を作ってもらえれば、ちょっと割引できますよ」みたいなことを言いながら営業件数を獲得していったりとか。あとは2トンで言えば、「配達はあるけど集荷はない」お客さんっていっぱいいるんですね。段林: 法人のお客さんでということですね。中里: そうです。「集荷はヤマト使ってます」とか「郵便局を使っています」とかがあるので、そういうお客さんと、まずは配達のところからコミュニケーション取って。で、「ちょっとうちでも出してくださいよ」みたいな話をしながら、「どんなこと困ってるんですか」というのを聞きながら運賃表提示したり、「うちだったらここまでできますよ」みたいな提案をしたりして、切り替えしてもらうみたいなことをしていました。段林: 集荷の置いてるあれを見て、「あ、ヤマトさん使ってるんですか」みたいな。そういう感じなんですね。中里: そうです、そうです。段林: へえ。じゃあ、それが成績になって給料にも反映されたりするという感じなんですね。中里: そうです。給料だったり、ボーナスにもだいぶ反映されるという感じですね。段林: いわゆるドライバーという観点で言うと、そういうコミュニケーションも含めてかなり厳しい教育を受ける感じですよね。中里: そうですね。営業数値が出なかったら結局ボーナスも低いし、場合によっては減給も全然あるので。段林: ただ運ぶだけというところじゃないんですね。中里: そうです。追々お話しすると思うんですが、僕が管理職になった時に、改めて身に染みたのが、やっぱり毎日配達してるドライバーさんって本当に「看板」なんですよ。そのドライバーさんがどういう荷扱いをしているとか、どういう接客しているかというところで、それだけで、例えばですけど「ヤマトさんから切り替えてくれる」ということも大いにあるんです。 段林: そうですね。中里: だから自分の配達もそうだし、荷物も、本当に小さいことですが、荷物に穴空いてましたとか凹みありましたという場合に、お客さんにちゃんと「すみません」と謝って、中身を確認してもらって……そういう対応をするかしないかだけでも、信用度は全然変わってくるんです。本当に小さいことですが、そういうところはドライバーの時からそうですが、やっぱり管理職になって教育する立場になった時も、ずっと言い続けていたところですね。「稼ぎたい」一心での離職と、結婚を機にした出戻り段林: ちなみに管理職に上がっていくのは、どういうキャリアステップなんですか。中里: まず主任主任に上がるためには、新人さんを教育できるような、社内の「上級SD(セールスドライバー)」という資格があります。段林: はいはい。中里: それを取って、ようやく主任になれます。で、係長になるためには運行管理を取って、営業所にもよるんですが僕がいた柏営業所では、大型免許がないと係長ではなめられるというか、そういう空気があったので大型免許を取得しました。っていうような形で上がっていきました。段林: なるほど。中里さんは、何年ぐらいでそういう感じになっていったんですか? 最初は、どんな感じだったんですか?中里: 佐川入って3年ぐらいのタイミングで、昇進のお話ももらったんです。でも当時は若くて21歳だったので、「他の会社に行ったらどれぐらい稼げるんだろう」みたいな興味本位から、一回退職をしました。段林: 「稼ぎてえ」みたいな?中里: そうです、そうです。「どんぐらい稼げんのかなあ」と思って、派遣社員ではあるんですけどコンビニのルート配送を夜勤でやりました。当時の佐川急便って15時間ギリギリぐらいまで普通に働いてたので、コンビニのルート配送が、夕方の5時から朝の5時での12時間労働だったので、「あと2時間ちょっとぐらい働けるな」と思って、毎日ではないんですけど、デニーズの朝食のキッチンをやったりしていました。その時、総支給で56万円ぐらいまで稼いだんですかね。段林: ドライバーさんとしてもらう金額と、夜勤の手当と、ファミレスのアルバイト代で。本当にお金稼ぎたいというので一回佐川を辞めて、そういうのもやったんですね。中里: そうです。その後、日勤で完全歩合の運送会社さんに入らせてもらって。そこでもやってという形でした。段林: 大型は佐川にいる時に取ったんですか?中里: それが佐川急便に再入社した時なんですよね。段林: そこから佐川に出戻るんですもんね。中里: そうです。段林: その時はまず中型まで持ってて、完全歩合の運送会社に入って。中里: そうです。で、ギリギリの4トンワイドに乗っていましたね。段林: その時は結構稼げたんですか?中里: そうですね。今この仕事をやっていて思うのは、結構もらえてた方だと思います。段林: 僕らも色々お伺いする中でいろんな他の運送屋さんの話を聞いて比較して、悪くないなと。中里: そうです。いろいろと知っていくと「結構ギリギリまでもらえてたんだな」と思いますね。段林: 今になってね。中里: そうです。段林: 数字を知ると、当時は「おい、もっと払え」とも思ってたかもしれないけど(笑)。中里:運賃ももうちょっと高く請求してもいいんじゃないかとかって思っていたんです。でも、そこはまだ創業5年のタイミングの会社だったので、やっぱり色々難しい部分もあったとは思うんです。段林: なるほど。佐川さんとその創業5年目の会社って、正直、管理体制とかが全然違うじゃないですか。中里: そうですね。段林: やっぱその差はかなり感じた部分があるんですか。中里: まあそうですね。佐川急便と一般的な運送会社ってやってることが「別世界」なんですよ。段林: ほう。中里: 佐川急便は本当に「配達」が仕事。段林: 確かに、集荷してちゃんと仕事取ってきてとかっていう仕事がありますよね。中里: そうです。運転はするものの、運転時間よりもそっちがメインみたいなところがあります。段林: なるほど、なるほど。中里: でもコンビニのルート配送の時もそうだし、5年のタイミングの運送会社さんもそうだったんですけど、「運転がメイン」みたいな感じになるんですよ。段林: 「配送、配達」じゃなくて「輸送」になりますよね。中里: そうです。なので、その創業5年運送会社さんの時は、毎日270キロぐらい走って、要所要所で体動かすみたいな感じでした。段林: 全然競技が違う感じなんですね。中里: 本当に別物ですね。家庭を持ち、再び「佐川」へ。管理職の苦悩と限界段林: 隣の芝生が青く見えて「もっと稼ぎたいな」と一回辞めて、夜勤をやって、みたいなことをやっていた青い中里少年は、そこから完全歩合の会社に移った後、なぜまた「佐川に戻ろう」と思ったんですか?中里: 私自身の結婚のタイミングがありました。段林: はい、はい。中里: 創業5年の会社の最後、辞めるまでの1ヶ月の時に、ちょうど今の奥さんと同棲を始めました。そこの会社自体がまだ創業5年というところもあったので、週1休みで結構ハードワークでやっていました。今後を考えて、「一回昇進の話ももらった佐川急便に再入社して、上を目指していこう」という決断になりました。段林: ほう。中里: 辞めるタイミングでその当時の社長と色々ありました。本当にすごくお世話になって、裏切るみたいな感じになっちゃったんですが……その社長は元々佐川急便の方だったので、「なんで俺に相談せずに」と一悶着あったんですけど、最終的には応援してくださって。段林: その辞めた運送会社さんとは、ひと悶着あって辞めたということですが、今六興実業に来てからは連絡は取っているんですか?中里: 実は結構早めの段階で行かせていただきました。段林: そうなんですね。 良かった、良かった。ちゃんとわだかまりは解消して。中里: そうですね。「その時はすみませんでした」とちゃんと謝って、まあまあまあみたいな形になって。でも「一生懸命頑張ってれば、君なら大丈夫だよ」みたいな風に言ってくださいました。段林: へえ。中里: 僕らが毎月発行してるニュースレターも送らせていただいたりしているので、もしかしたらこの回も聴いていただけてるかもしれません。段林: どこかで少しだけ応援してくれていると、すごくありがたいですね。中里: そうですね。段林: ちゃんとそういうのを清算できるのは、すごく大事かもしれませんね。本当によかったです。何回か僕はこのポッドキャスト言っていますけど、僕はまだ未清算の、「やらないといけない」ことを宿題に残してるから。そこって人生において本当に大事ですよね。中里: そうですよね。段林: 佐川に戻った時が、結婚のタイミング。何歳の時ですか? 26、7?中里: 23歳か24歳の年です。段林: 結構その期間は短いんですね。中里: そうですね。2年間で2社行ったので、1年ずつぐらいの感じです。段林: 24歳で戻って、そこから6年間佐川でキャリアを積んで、ということですね。主任になって係長になって、大型免許を取って……結構いろいろなことを経験したと思うんですが、そこから主任や係長になって事務職になっていくと、どんなことをやっていたんですか?中里: 主任の時はまだ現場で、それこそ代走をしながらシフト作ったり、クレーム対応をしたりとか、そういうことをメインでやっていました。係長になると、僕は当時40人の従業員の係長をやってたんですけど、40人もいると毎日色々あるんですよね。プラスアルファで協力会社さんもいたので、それ以上の人数だったんですけど、毎日何かしら「紛失だ」「クレームだ」と起こります。段林: なるほどね。中里: 最終的には処理しなきゃいけないんです。でもプラスアルファで大口のお客さんの対応であったり、もちろん営業も飛び込みながら、少しでも件数を積み重ねていくみたいなこともやりつつでしたね。段林: なるほどね。本当に一番大変な、いわゆる中間管理職みたいなことをやらないといけない。中里: あの時はそうですね。未だに奥さんに言われるんですけど、ちょうど係長になるタイミングで一番上の長女が生まれたんですよ。段林: わあ、一番大変な時じゃないですか。中里: そうです。で、子供が生まれながら係長をやっていたんですけど、今思い返すと鬱だったんすよね。段林: 忙しいしね。中里: 毎日いろんなことがあるし、みたいな感じで。段林: 家に帰ったら帰ったで大変だし、みたいな。中里: そうです。それこそ係長になってから、「時計欲しい」と思ってApple Watchを買ったんですけど、心拍数が測れるんです。段林: はい、はい。中里: 当時、出勤するだけで130以上になっちゃって。段林: 心拍数が?中里: はい。「すごい動悸するな」と思って測ってみたらそんなふうになっていて。段林: やばい。中里: やばいなと思いながらやってはいたんですけど、そういうのを2、3ヶ月やっていました。なのでその時、休みの日に娘と奥さんとお出かけしてても、「笑ってるようで笑えてなかったよあの時は」とよく奥さんに言われます。段林: そういう立場って、一番大変かもしれないですよね。自分の話するとあれですけれど、僕も前職時代……僕は中間管理職的な感じじゃなくていろんな責任者とかもやらせていただいてたんですけど、全身にじんましんが出るんですよ。中里: うん。段林: 顔とかは出ないんですけど、服の中が全身じんましんになって痒くて。夕方になると、本当にもう全部じんましんが出ちゃう、みたいになっていました。あと夜寝ると、自律神経がおかしくなってめっちゃ汗かきません?中里: めっちゃわかります。たぶん寝ていても、「次の日のあの処理どうしよう」みたいな。段林: 起きちゃうみたいなね(笑)。中里: 「あの問題の報告どうやって報告しよう」みたいなのをずっと考えてたんですよね。段林: そっか。大変ですよね。今は大丈夫ですか? のびのびやれてますけど。中里: 今はちゃんとうまい感じにやらせていただいてます。段林: じゃあもうちょっとプレッシャーかけさせていただいて(笑)。中里: 「もっと頑張れよ」って言われるのを恐れながら、ちょっとずつ羽を広げています。30歳、安定を捨てた決断。「看板」を失って知った現実段林: そんな佐川急便を、なぜ辞めようとなったんでしょうか。最終的に六興実業に入社されましたが、何かあったんですか?中里: そうですね。もちろん自分が悪かった部分があるんですが、いろいろとありまして「降格」という形になりました。段林: なるほど。。中里: 内容にもよるんですけど、降格すると上に上がれないというのもありました。当時30歳で、5年間上に上がれずに、30歳から35歳までをドライバーとして過ごすと考えた時に、思い描いていた佐川急便でのキャリアが一気になくなったというか。段林: うんうん。中里: じゃあこの30歳から35歳を、またドライバーから頑張って耐えてまた上に上がれるか、みたいなことを想像した時に、なかなかそこが想像ができなくて構僕の中で、係長になってまた一味違った人生経験をさせてもらったというのがあったので、30歳から35歳でそこを最大限活かしたい、みたいなところがあったんですけど、やっぱりドライバーになっちゃうとそこが活かせないというところがありました。じゃあこの30歳から35歳をどう生きていくか考えた時に、「他の会社も考えてみよう」と転職活動をしたというところです。段林: なるほどね。中里: そこでいろいろエージェントをつけていたんですけど。六興実業を見つけて、直接ご連絡させていただいきました。たぶんあの時もめっちゃ尖ってましたよね?段林: ホームページから直接連絡をもらいましたよね。中里: 多分タブーなのかもしれないですけど……段林: あんま言わない方がいい(笑)。僕らも設立間もない会社だからいろいろお支払いするものが出てきちゃうところを、配慮いただいたということでね。僕らは悪くないですよ、悪いのは中里さんです(笑)。中里: 今思うとあの時もめっちゃ尖ってたなと思います。段林: めっちゃ尖ってましたよ。中里さん「段林さんいいですか。僕一個だけお願いが。1ヶ月に1回は有給を取って、ゴルフをやらせてもらいたいです。これじゃないとダメなんですよ」みたいなことを言ってて。「いや、全然いいですよ」みたいな会話がありましたね。いろんな中里さんの尖りエピソードがありますが、今振り返るとどうですか? 中里: 今振り返るとですか? 生意気だったなと思いますよね。段林: でもよく考えたらなんですけど、確かに佐川の時にセールスドライバーや管理職をやっていたので、折衝はしていたと思います。荷主さんと折衝したり、ドライバーさんを管理したり、セールスドライバーとして荷物を取ってきたりしていたと思うんですが、営業職という意味で言うと「本当の法人営業」って実はやったことなかったんですもんね。中里:そうですね。本当にそうです。段林: でもすごい自信に満ち溢れてましたよね。中里: そうなんですよね。本当に「井の中の蛙」とはこのことなんだろうなと。段林: できると思ってた?中里: 佐川でブイブイ言わしてたんで「余裕っしょ」とか思っていたんですけど、実際やってみるといろんな壁があって、そもそも戦い方が全然違いました。やっぱり「佐川急便ってネームバリュー強かったんだな」というのも思います。段林: そうですよね。だってそれこそ、六興実業に入って飛び込みもやったと思うんですけど、正直「こんにちは、佐川急便です」と言ったら結構対応してくれますもんね。中里: そうです。「荷物の件なんですけど」と言えば、大体担当者が出てきてくれます。段林: うん、うん。中里: 「六興実業です」と言ったら、まず「何の会社?」から始まるじゃないですか。僕らのやってることって、いろんな要素が含まれるから結構説明が難しいなと思っているんです。段林: そうですよね。一言で説明するのって、もしかしたら難しいかも知れません。慣れてくると全然問題ないですけどね。中里: 「荷物ください」は言いやすいけど、そうじゃないですもんね。中里: そうなんです。やっぱり難しいなと思いつつやっていく中で、段林さんからもいろいろアドバイスいただきながらやっていますけど、結局は「コミュニケーション」なんだよなというのは、本当に改めて思っています。段林: うん。中里: 前回、前々回でしたっけ、ポッドキャストで段林さんがおっしゃっていた「仕事になると急におかしくなる」みたいな。段林: そう。仕事になるとみんな、普通の会話なのにコミュニケーションがおかしくなるんですよね。中里: というところは、六興実業に入った時は僕も本当にそうなっていました。段林: 中里さんは「法人営業だからちゃんとやらないといけない」と思っちゃうとおかしくなるんすよ。中里: そうなんです。でも結局対人だと考えた時に、確かにそうだなと思いました。会社ではあるけど対人で、その人の気持ちに立って考えて、どういうアクションやコミュニケーションの仕方が気持ちがいいのか、自然なのかみたいなところは、気を付けながらやっていますね。段林: なるほどね。中里: ただ押すところは押さないといけないので、そこがまだまだなんですけど。段林: 営業マンとしての腕の見せ所ですね。僕も弱いので(笑)。「あけおめ退職」の危機を越えて。見つけた覚悟段林:自分でも思うと思いますが、 中里さんって器用じゃないですか。中里: どうなんでしょう。段林: 器用さはあると思います。小学校でも勉強はできたとか、いろんなところに中里さんの器用さのエッセンスが詰まっていると思うんです。あと、スポーツをやっていたからなのか、観察力がめっちゃ高いですよね。中里: 本当ですか?段林: 中里さんと一緒に営業に行った帰りに、「今日僕が意識してこだわっていたところってわかります?」と聞いて、「この部分ですか?」「そうなんですよ」という会話をするじゃないですか。いつも勘がいいなあと思っています。中里: ああ。段林: そういうのは大事だと思うんです。わからない人は本当にわからないし、中里さんがだんだんそういうエッセンスを吸収していっている気がしています。それこそ、佐川に出戻りする前の会社の社長さんに「君ならうまくいくよ」と言われた話と同じようなことを、偉そうに僕も思ったりします。中里: ありがとうございます。段林: スポーツをやっていたということもあって、頑張り方を知っているし、自分の追い込み方も知っているじゃないですか。ビジネスってどれだけやれるかという勝負もあるじゃないですか。ブラックな会社でしごかれた経験もあるので、フルMAXに働けるというところと、コミュニケーションでの勘があるというのはすごくいいなと思います。中里: ありがとうございます。段林: でも中里さん、年明けはしんどかったんですよね? 年明け、「また仕事が始まる」と思っていたとこの間言っていましたよね? それは克服しましたか?中里: もちろん。「年明け退職」でしたっけ? 「あけおめ退職」でしたっけ? ニュースでやってましたね。「俺もそれになっちゃったのかな」とか思うぐらい、9月から入社して、なかなかうまく成績が取れていなくて。会社に対して信じる気持ちは働く上で大事だと思ってるんですが、休み期間での話だからかもしれないですけど、そこの部分が自分の中で、弱くなってしまった部分があって「大丈夫なのか」と。 段林: (笑)。中里: 最初の一週間はブルーな気持ちでやっていたんですけど、ふと我に返った時に、「いや、何頼りにしてんねん」「結局六興をよくするも、悪くするも自分次第でしょ」というマインドになって。じゃあどんな状況でもやるしかないじゃんと。段林: はい。中里: 言い方はあれですけど、ありがたいことに、どうなってもケツ拭いてくれる段林さんがいるわけだから。だったらもう俺らはやれることを頑張ってやるしかないじゃん、とそんな感じになりました。段林: 最高っすね。中里: はい。段林: でも、中里さんって何回かギアが入った瞬間があるじゃないですか。多分入社時も迷っていた時があったと思っていて。また去年の11月ぐらいから神代さんとかとすごくコミュニケーションをしてた時にこう一回ギアが入ったなと。で、年明けもまた、もう一回ギア入ったなと見ててめっちゃ思っているんですけど。気がついてきている感じがして、僕は頼もしいなというか。 中里: そうですね。段林: でもやっぱり中里さんは、その調子に乗っているところがいいところだから、その良さを失わないように(笑)。中里: そうですね、いい感じに調子乗りながら。段林: 大事です。何回も言っていますが、「月一ゴルフに行かせてくれ」って言ったんだから、ゴルフに行くしかないですよ。中里: そうですね。段林: 本当に僕はゴルフができないから。この業界で運送業の社長さんとお話ししているとやっぱりゴルフをやっていらっしゃる経営者さんも多いし、そこに僕たちも仲間に入れてもらいたいなと思うけど……僕は下手だし性にも合わないし、やってはいたんですけど、その道はゴルフ担当として中里さんに切り開いてもらって。中里: 年始の段林さんひとり語りの時に、「中里さん、ゴルフめちゃくちゃ上手いらしいです、100切るらしいですよ」みたいな話があったと思うんですけど、あれ訂正させてください。100は切らないんです。段林: (笑)。中里: 直近、埼玉のある支部のゴルフコンペに参加させていただいて、久々ではあったんですが、130いくつぐらいで。段林: めっちゃ迷惑かけてるじゃないですか(笑)。中里: そうなんですよ(笑)。16人ぐらいいた中でドベで。段林: それはダメですね。ちゃんと練習してください。中里: 誘ってくださった社長に「すみません、すごいことになっちゃいました」と話して、「うまくなってこいよ」と言われました。段林: 110切るぐらいで回れるようにならないとダメじゃないですか。中里: そうですね、110ぐらいでいければいいですね。練習します。段林: 大事ですよ。月一行くのは中里さんのKPIですから(笑)。将来的には六興ゴルフコンペを開かないといけないですから。任命します。中里: でも六興ゴルフコンペのときには、段林さんにも参加して頂かないと。段林: 僕はキャディか、カートを運転する係をやります(笑)。あと、ハーフが終わったらおにぎり作って待ってます。中里: まさかの昼飯なしですか(笑)。段林: そんな感じでやります。でも、中里さんの感性というか、これまでを振り返って……みんな今、ここに理由がありますね。中里: はい。段林: 聞き忘れたんですけど、なんで 六興実業に入ろうと思ったんですか。中里: すごくぶっちゃけちゃうと、やっぱり最初は「お給料面」が一番デカかったんです。段林: ぶっちゃけね。中里: ぶっちゃけ。でも入ってみると、段林さんもそうだし皆さんも本当にいい方々だし、それこそ「この指とまれ」みたいな、六興で言う「バイブル」って言うんですか。段林: バイブル。中里: あれも本当にそうだなと思うし、「ここを選んでよかったな」と思います。あとは何より、ずっと運送業で大手じゃないところもやりましたけど、大手の期間が多かったので、大手って何かやるっと言っても、稟議があって……という話になるのでなかなかできなかったり、一人の意見が全然反映されないみたいな環境でしたけど、六興実業はまだベンチャー企業というところで、やっぱり皆さんの意見が通りやすいというか。というところで魅力は感じてはいました。段林: うん。中里: まだまだそこの「意見する」というところは、できてない部分があって、まだ受け身になっちゃっているところは申し訳ない部分があるんですけど。今後、実力もつけながらブイブイ、それこそ調子に乗れたらいいかなと思うので。段林: そうですね。中里さんはこれまでの人生で、ソウルでサッカーしてた時と、佐川急便でブイブイ言わしてた時が自分の中の人生で山だったと思うので、それを六興で作るというのが重要ですね。中里: そうですね。段林: やっぱり自分の一番いいコンディションに自分で持っていかないといけないですからね。仕事の悩みは仕事でしか解決しないですからね。 ということで、頑張っていきましょう。中里: よろしくお願いします。段林: 本当にいい回でした。中里さんの深掘りをして、面接以上に知れたので。入社前の面談では正直こんなに聞いていなかったので。中里: そうですね。段林: こんなこと言ったら怒られるかも知れませんが、中里さんの採用判断はもちろん僕もしましたけど、よく考えると法人営業って実はゼロに近いというのは、冷静になって後から気づいたんですよ(笑)。中里: (笑)。段林: 入社のタイミングでは、佐川さんでも一応法人的なことやってたと言っていたし、「いけるだろう」ぐらいに思っていました。よく考えたら法人営業初心者だって後から気づきました。それに関しては反省しましたが、中里さんを採用したことは、一ミリも後悔していないから大丈夫です。中里: 入社した時もありましたよね。段林: 「そういえば!」みたいな、笑いましたよね。でも今はしっかりとやれるようになってきていると思うので、何も心配もしていません。中里: ありがとうございます。段林: 明日からもハードな日々が続きますが、頑張っていきましょう。中里: はい、よろしくお願いします。段林: お願いします。中里さんに一つだけ言っておきますけど、僕と中里さんで同じ環境の同じイベントに参加して、その後僕の方がたくさんアポいただいているというところで格の違いを見せつけていますから、中里さんもちゃんと行動しないと大負けします。中里: まだそっちは動いていないので、これからです。段林: (笑)。これはだめですよ。中里: これからです。段林: ということでこれからに期待しています、中里さん。中里: はい。段林: 今日もありがとうございました。中里: ありがとうございました。▼前回のエピソードはコチラ👇https://www.rokko-jitsugyo.co.jp/news/xpjBiMZN▼六興ラジオ【社会インフラの横丁から】シリーズはコチラ👇https://www.rokko-jitsugyo.co.jp/news/category/rokko-radio