始まりました。社会インフラの横丁から。この番組は、社会の当たり前を支えてくれている人たちの声を、人情味あふれる六興村の隅っこにあるこの横丁からお届けするラジオです。本日も温かいお話や苦労したお話、心に染み渡るお話、そしてこれからの未来につながるお話をお届けしてまいります。今回のゲストは前回に引き続き、六興実業の営業、百合本翔さんです。 大手アパレル企業での順風満帆なキャリアを捨て、30歳を目前に「無計画」に退職。その後、海外放浪を経て六興実業へジョインした彼ですが、その背景にはあるユニークな「すれ違い」がありました。予測不能なキャリアと、その裏にある仕事への向き合い方に迫ります。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F69ykwPxex3VxndWF9zs1BB%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameBorder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E%0A21歳の大学1年生。早稲田ではなくICUを選んだ「直感」段林:ということで、今回も前回に引き続き、六興実業の百合本さんにゲストとしてお越しいただいております。百合本:よろしくお願いします。段林:よろしくお願いします。前回は、思い立って3ヶ月で親に無許可で大学を辞めるに至ったというお話しでした。ご両親の懐が広く、もう一度大学に入り直したということでした。21歳、ということは大学3年生か4年生になる年ですよね。百合本:三浪と同じ扱いになるんですよね。入った時は、4年生の子たちとと同い年だった気がします。段林:4年生と同級生になる年で入り直したと。結果的に大学は、僕の知ってるところだとICU(国際基督教大学)ですよね。そういうちょっとアナーキーというか、自由な雰囲気と雰囲気が合っていますよね。百合本:そもそも入学したきっかけも、僕が英語の勉強……というかUKロックが好きだったので英語をやりたいなと思っていました。早稲田の国際教養学部とICU、両方英語に強いからどちらかに行きたいなと思って、結果的には両方合格をもらったんです。段林:はい。百合本:本当は早稲田に行こうと思ってたんですが、受験の日の帰り道に高田馬場の駅で、早稲田の学生たちがすごいバカ騒ぎしてて。大学1年生ぐらいの子がすごい一気飲みをさせられてるのを見て、「僕は21歳で入り直して、もう一回1年生としてあれをやらないといけないのか」と思うと心が折れちゃって(笑)。その翌日にICUの受験があったんですけど、ICUは広い芝生で外国人がアコギを弾きながらなんか楽しそうにしてて……。段林:そうですよね。百合本:「この年齢で大学行くならこっちだな」と、ICUに入りました。段林:なるほど、カルチャー的にね。「高田馬場のロータリーでゲロまみれになってる場合じゃないよ」と。百合本:その時はそうなるわけにはいかないので(笑)。段林:(笑)。ICUは西東京の府中の方で、のどかな感じですよね。あそこは本当に、外国みたいな感じですよね。キャンパスにいる半分ぐらい留学生なんですか?百合本:帰国子女とかも含めるとすごく多いですよ。2割とか3割ぐらいはそうかもしれないですね。段林:そういうところに入ったからこそ、21歳で入るのもあんまり気にならなかったですか?百合本:全然気にならなかったですね。ICUは面白くて、先輩のことも下の名前で呼び合うんですよ。普通の大学だったら「段林さん」とか「段林先輩」だと思うんですけど。段林:はいはいはい。百合本:ICUだったら「シュウヘイさん」、なんなら「シュウヘイ」って。段林:なるほど。すごく外国っぽいですね。外国人が下の名前で呼び合うみたいな、要は敬語がない。百合本:本当にそう。受け入れてもらえたというか、すごく良かったですね。段林:それはいいですね。で、大学は一応留年せずにストレートで……?百合本:(笑)。さすがにそうです。さすがにつまずけないと思って、必死で勉強して卒業しました。就活は2社で終了。大手アパレルでの「店長」という修業段林:なるほど。就活になるわけですけど、ファーストキャリアが3年遅れっていうのは、ぶっちゃけビハインドを感じましたか?「3年何してたの」とか。百合本:あまり感じませんでした。そもそも僕、あんまり就活を頑張ってないというか(笑)。書類を出したのも6社ぐらいでした。段林:ほうほう。百合本:GUとユニクロに出して、両方内定をいただいたんですよ。そこで半分ぐらい就活やめ、という感じで。段林:なるほど。百合本:あと、親が化粧品の販売会社をしてたこともあって、店舗経営を学べる小売系に行きたいなと思っていたんです。ただ、学生あるあるで「マーケティングってなんかかっこいいな」みたいなのもあって(笑)。段林:分かります。百合本:外資化粧品のマーケティングにだけ応募したりはしました。段林:P&Gとかロレアルとか、消費財系ですね。なるほど。百合本:でも、その3年間でビハインドを感じることはなかったですね。外資系だったから余計にそうだったのかもしれません。段林:理由が理由ですしね。筋は通ってますよね。で、無事にGUに入って、結局何年いたんですか?百合本:丸4年半ですね。段林:その間はどういうことを?百合本:GUはまずは全員現場から始まるんですよ。そこから1、2年で店長を目指すのが王道のキャリアパスです。店長になった後は、本部に行きたい人は社内公募で手を挙げるし、現場がいい人は現場に残ります。段林:広告企画や商品企画に行きたい人が本部に手を挙げる、いわゆるマーケティング的なことですよね。百合本:そうです。大卒で入った同期は本部志望が多かったんですけど、僕は元々「いつか自分のお店を持つ」という思考があったので、ずっと店舗でやりたいと思っていました。2019年に入社して、最初は徳島の店舗に配属されました。段林:(笑)。いきなりね。百合本:その時、四国の中に同期が一人もいなくて、最寄りの同期は大阪や岡山でした。同期とのコミュニケーションが取れない中でスタートしたんですが、幸いすごくいい店舗でした。同い年ぐらいの地元の先輩社員たちが手取り足取り教えてくれて、プライベートでもすごく遊んでくれて。そのおかげもあって、1年ぐらいで店長になれたんです。それで徳島から香川の、小さいショッピングモールの、月商も小規模なところから店長をスタートしました。段林:なるほど。百合本:その時の初めて持った部下は、10名ちょっとぐらいです。段林:でもすごいですよね。新卒2年目とかで1店舗任されるわけですから。百合本:そこで合格となると、次は店舗の規模がどんどん大きくなっていきます。段林:香川の小さい店舗といっても、年商は億単位ですよね?百合本:はい。言っていいのか分かりませんが、億はありますね。段林:年商で言うと2、30億単位の経営者みたいなもんですもんね。百合本:いえ、月商は数千万なので、年商で億です。段林:なるほど。そこから店長の道を極めていったんですか?百合本:次は少し規模の大きい店を任せてもらって。島根県の出雲市だったんですが、そこは30名ぐらいの規模で、月商も倍ぐらいになりました。その配属が、28歳の年だったんです。段林:うんうん。百合本:なんとなく「30歳までに社会人を辞めて、自分の店を持とう」というイメージがあったので、本当はその島根の時に辞めるつもりだったんです。丸3年勤めて辞めようと。30歳で独立したい。順風満帆なレールを降りた理由段林:おー。そこまで人生の決断をパッとできるのはすごいっすね。百合本:いや、どちらかと言うと甲斐性がないというか、継続力がない方だと思うんですけど(笑)。ずっとやってるイメージもなかったので、ゴールだけ決めていました。ただ、その次にもう一つ、京都の店舗に配属されることになりました。段林:うんうん。百合本:島根である程度会社のやり方は分かってきたから「そろそろかな」と思った矢先に、「京都で新店のオープニングがあるからやってみないか」と声をかけていただいて。段林:ふんふん。百合本:社内的にも名誉なことだし、オープニングって在庫計画からチーム作りまで全部自分でやるんですよ。そういう経験ができる機会はそうそうないなと思って、「最後にそこをチャレンジしよう」と決めてやったのが社会人4年目の年ですね。そこから1年半ぐらいやって、という感じです。段林:なるほど。今の話を聞くと、百合本さんは「元服屋の店長です」と言っていますけど、うちの創業時から手伝ってもらって、GUで採用からマネジメント、数値管理、オペレーションまで全部やってきたから、基礎体力がすごくついてる感覚がありますよね。それが今の六興実業でも生きてるのかなと思います。それが百合本さんのキャリアにいいのか分かりませんが、僕は社内一番の「便利屋」として百合本さんを使ってきた感覚なんですけど(笑)。百合本:でもあるかもしれないですね。店長は在庫から何から全部見ますから。ただ一方で、スタートアップで働いていて思うのは、大手は仕組みが整っているんです。いかに会社のシステムに沿ってやるかが評価軸でもあったので。段林:なるほど。百合本:そこをゼロから考える面白さや大変さは、今すごく感じていますね。段林:確かにそこは全然違いますね。ちなみに、最後1年半新店のオープンをやって、そこからキャリアアップのチャンスも正直ありましたよね。「ファーストリテイリングは店長1000万」なんて言いますし、王道のラインに乗っていたと思うんですが、それでも辞める決意は揺らがなかったんですか?百合本:そうですね。もし残って本部に行かないとしたら、当時は上級店長というポジションで、その次はエリアマネージャーみたいなポジションになるんですよ。でもエリアマネージャーになると、数値の進捗管理とか「管理」の側面がすごく強くなっていきます。僕はやっぱり現場が好きだったので、そのキャリアに魅力を感じなかったんです。あとはやっぱり、「30歳までに」という最初の思いが強くて揺らがなかったですね。「次は決まってません」無計画な退職と、まさかの0日婚段林:なるほど。それで無事辞めるわけですが、ここまで百合本さんの人生をすごくきれいにまとめて話していますけど……僕が百合本さんと最初に出会った時、Facebookを見てたら「GU辞めます。次は決まってません」と書いていました(笑)。百合本:(笑)。段林:「来月から半年ぐらい海外旅行に行こうと思います。仕事ある人、ください」みたいな、実はめちゃくちゃ無計画だったっていう(笑)。今でこそ「30歳に向けて計画的に」っておっしゃってますけど、大学中退の時と同じで、会社も無計画に辞めいてたという、そこはあんまり変わらないんだなと。百合本:社会人でこんなこと言っちゃダメですけど、そこは自分の本質だと思っています。「衝動に駆られちゃう」のと「無計画にやっちゃう」っていうのはありましたね。段林:でも「最後はなんとかなる」みたいな、裏返しの自信みたいなものもありますよね。百合本:そうですね。会社を辞める半年前ぐらいに結婚したんですが、新店舗のオープニングをやるタイミングで忙しかったのもあり、新婚旅行も行けていなかったんです。いつか海外をゆっくり旅行したいね、という話もずっとしていました。そしたら無計画に辞めちゃって、ふらふらしていたら次にやりたいことが見つかるんじゃないの?という感じでした。奥さんも「そうだね」と言って背中を押してくれました。段林:結婚したての状態で無計画に辞めるのは、覚悟が決まっていますね。しかもさらに面白いのは、百合本さん、結婚も「0日婚」っていう、芸能人でしか聞いたことないやつです(笑)。これ、言ってよかった?百合本:いや、全然大丈夫です(笑)。最近だとYouTuberのヒカルさんと新撃のノアさんでしたっけ、交際せず結婚してスピード離婚してましたけど。段林:(笑)。百合本さんはちゃんと長続きして、お子さんも生まれて、素敵な家庭を築いていますからね。奥さんも素敵な方です。でも、僕はFacebookの「GUを辞めます」という投稿を見て「久しぶりに話そうよ、俺も会社作るし何かできることあるかも」と言って京都で食事に行きましたよね。そこで今の話を全部聞いたんです。大学を中退して、就職して、無職になって、次は決まっていないけど辞めて、「ちなみに奥さん0日婚なんですよ」と言われて。僕は「こいつ大丈夫かな?」と(笑)。百合本:(笑)。客観的に聞くとそうですよね。段林:トピックだけ聞くとやばすぎて、「大丈夫かこいつ」とすごく心配になったんです(笑)。でも百合本さんもその時、「いつか自分でお店をやりたいから、半年旅行して帰ってきたらまた考えようと思います」と、個人事業主として生計を立てるつもりだったんですよね。百合本:そうですね。段林:でも、そういう辞め方をしてる「気合の入った人」だから、できないことはないなと思いました。「じゃあ、旅行しながら隙間でいいから立ち上げをちょっと手伝ってよ」と、最初は本当にそんな感じでしたよね。百合本:よくこの経歴の僕に声をかけてくれたなと思います。京都で盛り上がって2軒目の立ち飲み屋でしたよね、そんな話をしてくれたのは。段林:そうそう、別のお客さんに絡まれながらね(笑)。それで入ってもらって。最初は東南アジアを一周していたから、日本時間の朝7時にミーティングする時、百合本さんは現地で朝の5時とか4時とかでしたね。百合本:ええ、そうでしたね。段林:でも早起きして仕事を終わらせれば、昼から遊べるからちょうどいい、みたいな感じで半年旅行されていましたね。帰ってきたのはいつでしたっけ?百合本:2024年の4月に帰ってきました。中学生の恋愛? 正社員登用をめぐる「すれ違い」の裏側段林:ここでもすこしドラマチックなことがあって。僕は半年一緒にやってきて、すごく助かる部分もあったし「一緒に働きたい」と思っていました。でも、「自分でやりたいから辞めた」という話を聞いていたから、百合本さんはどこかに属するというより、自分でやっていきたい人間なんだ、というリスペクトもありました。帰国するタイミングで、どう誘えばいいか実は悩んでいたんです。一緒に働きたいと誘いたいけど、これを言ったら百合本にとってマイナスになるんじゃないかなと。「好きです」って言って振られたら終わり、みたいな感覚で言い辛くて。百合本:はいはい。段林:やんわり「帰ってきたらフルタイムで正社員になるのはどう?」と聞いたら、百合本さんが「フルタイムで働くのはいいんですけど、正社員はやめておきます。」と、フルタイムの業務委託として働いてくれましたよね。百合本:そうですね。段林:そこで僕は「あ、やっぱり自分でやるつもりなんだな。正社員より業務委託というつもりなんだ」と、残念だけど仕方ない、と思っていたんです。でもこれは裏側で、百合本さんなりの気遣いがあったんですよね?百合本:(笑)。今思うと小さなことなんです。正直、その頃には六興実業の仕事がすごく楽しくなってきていました。最初2023年末は旅行しながら週1、2回の「片手間」だったのが、2024年の4月の帰国直前には、週の半分以上ガッツリ仕事をしていました。大手の決められたことじゃなく、新しいことに日々チャレンジできる面白さもありました。プロデューサーの橋本さんもちょうど4月に入社して、組織に人が増えてきていて前向きだったんです。段林:うんうん。百合本:だから六興実業にフルコミットしたいと思って奥さんにも相談していたんです。親が自営業をしている関係で、そっちで保険に入っていたんです。六興実業に正社員になるとそのあたりがややこしいかなとか、保険の分だけ会社の負担が増えるなとか、いろいろ考えてしまって、「気持ちはフルコミットだから、雇用形態は業務委託でいいのかな」と思っていた、という背景でした。段林:その「百合本さんなりの気遣い」と、僕の「百合本は本当の意味では心理的なフルコミットはしてくれないのかな」という、中学生の恋愛みたいなすれ違いがあって(笑)。最終的には合宿の時に他のメンバーが仲介してくれて、「百合本さんはこう思っているらしいよ」「段林さんはこうらしいよ」、「じゃあ正社員になればいいじゃん」となりました。中学生の気の強い女の子が「好き」って言えないみたいな状態から、正社員入社が決まりました。百合本:いやぁ、いい夜でしたね、あれは。懐かしいな。エモさからビジョンへ。「会社」になり始めた六興実業段林:だから正社員として入社したのが、2024年の7月ですね。関わり始めてからもう2年。ずっと会社を見てきて、最近はどうですか?百合本:自分で営業し始めたから余計に感じるんですが、もともとサービス提供は、六興実業に対していいねと思ってくださった運送会社さんとコミュニケーションを取っていました。これまでの僕は、組織のカラーや段林さんの人間性に惹かれていた側面が強かったんですが、ゼロベースで新規の運送会社さんとお話しする中で、改めて六興実業の事業内容やビジネスのおもしろさは「芯を食ってるな」と思います。本当に必要な支援ができるという確信が持ててきました。段林:最初は「高校時代から知ってる段林さんの会社」で、0から組織を立ち上げていくエモさドリブンだったのが、今は事業のビジョンドリブンに変わってきたと。百合本:本当にそうです。あとは営業として、それをどれだけ多くの人に伝えられるかという課題はありますが、やるだけ頑張ります。段林:百合本さんから見て、会社の変化はどう感じますか?百合本:平たい言葉になりますけど、最近「会社になったな」とすごく思います。段林:本当にそうですね。百合本:そこにいる人のマインドが、組織や段林さん個人ではなく「事業」に向き始めた。どうやってこれを会社として成り立たせていくか、という方向に変わったと感じます。「便利屋」からの脱却と、新たな葛藤段林:そうですね。変わりつつあるけど、まだまだ厳しいタイミングですね。百合本さんも、元々は六興実業の「なんでも屋さん」として僕の右腕で、間に溢れているものを何でも拾ってくれていたところから、今は営業として数字を作るポジションにフォーカスしてくれていますね。プライベートではお子さんも生まれて大変だと思いますが、ぶっちゃけ葛藤はないですか?「大変だな」というお悩み相談とか(笑)。百合本:公共の電波に乗せるのはあれですけど(笑)。実は去年の年末、すごく悩んでいたんですよ。便利屋として幅が広がった一方で、自分はゴリゴリの事業設計をやってきた人間ではなくて、服屋の店長としてオペレーションを回してきた人間なので、力不足をすごく感じていたんです。段林:はい。百合本:でも今は、石田さんが入ってきてくれて、僕が営業にフォーカスできる体制を作ってもらったのもあります。子供がいる大変さはありつつも、やることが整理されて明確になったので、日々仕事がとても楽しいんですよね。僕にとって、そこは転換点だったなと思っています。段林:なるほど、クリアになった感じですね。僕がなんでも突っ込みすぎて、百合本さんをキャパオーバーにさせていた反省もあります。百合本:いや、そんなことないです。段林:周りを見ていてどうですか?百合本:組織として会社になってきたというか、意識が変わったなと思います。一方でそこの温度感を、どれだけ隅々まで行き渡らせれるかだと思っていて、いくらフェーズやマインドが変わったといっても、人によってまだまだ温度感にはグラデーションがあると思うので、どうやって全体の平均値上げていけるかみたいなところですね。段林:鉄板をアチアチにしていく、というところですね。百合本:前々回の段林さんのポッドキャストの話じゃないですけど、改めてこれまでの六興実業は、段林さんのビジネス力、アイデア、ビジョンに支えられて進んできたところから、僕らが会社としてやっていくためには、一社員がそれぞれの役割でやるべきことをやらないといけないフェーズになってきたと思うんです。段林: うん。百合本: そうなった時に、今みんなが少しずつ力不足を感じて、成長しないといけないと感じているのかなと思いますね。段林:今本当にそんな感じですね。僕から百合本さんに思っているのは、以前はなんだかんだ百合本さんとコミュニケーションを密に取っていたと思います。今の5倍ぐらい話していたと思うんですが、最近減ったなと思っていて、実は寂しいんですよね。百合本:(笑)段林:それが一番の嫌なことです。百合本:段林さんの手が離れた部分がある一方で、段林さんがいろんな人とコミュニケーションを取って進められる組織フェーズになってきましたね。あとは僕がどれだけ踏ん張って組織の中心にいれるか、という話です。これは完全に対段林さんの1on1の内容ですが(笑)。段林:だから僕の手を離れた一方で、今まで百合本さんにいろんなことを相談してたこと、よもやまで話したことが、そうしなくてもよくなくなってきた部分もあります。いろんな変曲点を迎えていますね。百合本:そうですね。段林:一方で、すごく寂しいなみたいな思いと、でもそんなこと言ってられないなみたいなと、いろんなことを思いながらやっています。そんな偉そうなことを言える組織でもないですが、百合本さんの出身のGUのファーストリテイリング社の柳井さんに取材して書かれた本にも、古参社員に引導を渡すような描写がありましたよね。それがすごく印象的だったんですが、そんな大それたことができる会社ではまだ全然ありませんが、ステップが進むごとに、それぞれが頑張らないといけないところが出てきます。僕も百合本さんも、そこをクリアしていかないと、この会社にいる意味もないと思うんです。百合本:そうですね。仕事も子育ても。「幸せに働く」ための現在地段林:そんなタイミングで子供も生まれて、子育ても大変ですよね。僕も今1歳と3歳の子育て中で、六興実業には子供がいるメンバーも多くいますが、大変な部分もありますがそこは気合で乗り越えながら。朝6時ぐらいにミルクあげて、そのまま働いてるんですか?百合本:そんな感じです。でも、海外旅行の時から変わらず「ありがたい環境だな」と思っています。仕事の合間にオムツを替えたり、病院へ送迎できたり、六興実業の空気感やみんなの理解があるからこそ、その分を朝にカバーしたりしています。僕自身すごく頑張らないといけないなと思いつつ、まだまだ力不足も感じているんですが、ベースの気持ちはすごく前向きで、大変なこともありますが楽しく幸せに働けています。段林:頑張っていきましょう。なんだかしみじみしてしまいましたけど(笑)。百合本さんと出会えてよかったです。話は戻りますが、京都で盛り上がった後、一瞬「この人本当に大丈夫かな」と思って迷っていたら、百合本さんから「先日の件、どうなりました?」とリマインドが来ましたね。もしあの時、百合本さんからのリマインドが来ていなかったら、僕はなかったことにしていたかもしれない(笑)。「人を見た目や印象で決めてはいけない」という教訓です(笑)。百合本:本当にご縁ですね。段林:こんな破天荒な百合本さんですが、根っこは本当に信頼できる人間です。六興実業の最初のタイミングから携わってくれて、本当によかったと思っていますし、これからも一緒に働いていけたらなと思っています。これからもよろしくお願いします。もし営業先で百合本さんご訪問させていただいたら、百合本さんが衝動的に六興実業を辞めることはないのでご安心ください(笑)。仕事はしっかりこなす信頼できる男なので、ご安心していただければと思います(笑)。百合本:ありがとうございます、頑張ります。段林:ということで、これからも頑張っていきましょう。2回にわたって、ありがとうございました。百合本:ありがとうございました。▼前回のエピソードはコチラ👇https://www.rokko-jitsugyo.co.jp/news/dWn5xBD8▼六興ラジオ【社会インフラの横丁から】シリーズはコチラ👇https://www.rokko-jitsugyo.co.jp/news/category/rokko-radio